現在進行形というと、
「今、〜しています」
と覚えている人が多いと思います。
もちろんこれは正しいのですが、現在進行形は「今この瞬間にしていること」だけに使うわけではありません。
すでに始まっていてまだ終わっていないこと、一時的な状況、変化していることなどにも使われます。
今回は Present Continuous(現在進行形) の基本的な使い方を例文と一緒に見ていきます。
Present Continuous:現在進行形
現在進行形の基本:主語+be動詞+動詞-ing
現在進行形は、
主語 + be動詞 + 動詞-ing
で作ります。
| 主語 | be動詞 | 動詞 |
|---|---|---|
| I | am(I'm) | -ing |
| He / She / It | is(He's / She's / It's) | -ing |
| We / You / They | are(We're / You're / They're) | -ing |
例えば、
I am working.
(私は仕事をしています。)
She is studying.
(彼女は勉強しています。)
They are playing football.
(彼らはサッカーをしています。)
となります。
会話では I'm / he's / she's / we're / they're などの短縮形もよく使われます。
① 今、何かをしている
現在進行形の最も基本的な使い方です。
今まさに何かをしている状態を表します。
He's having a shower.
(彼はシャワーを浴びています。)
I'm having lunch.
(私は昼食を食べています。)
They're playing football.
(彼らはサッカーをしています。)
否定文の場合は、be動詞の後ろに not を入れます。
It isn't raining any more.
(もう雨は降っていません。)
② 今この瞬間にしていなくても使える
ここは現在進行形を理解するうえで大切なポイントです。
現在進行形は、話している瞬間に実際にその行動をしていなくても使うことがあります。
例えば、鈴木さんが友達と電話で話しているとします。
鈴木さん:
I'm reading a really good book at the moment.
(今、とても面白い本を読んでいます。)
電話で話しているので、その瞬間は本を読んでいません。
しかし、その本を読み始めていて、まだ読み終わっていない途中の状態です。
そのため、現在進行形を使うことができます。
つまり、
「今この瞬間」ではなく、「今の時期に進行中」
というイメージです。
③ today / this week / this year などと一緒に使う
現在進行形は、
today(今日)
this week(今週)
this month(今月)
this year(今年)
などと一緒に使うこともできます。
You're working hard today.
(今日はよく働いていますね。)
I'm studying English a lot this week.
(今週はたくさん英語を勉強しています。)
We're playing more matches this year.
(今年はより多くの試合をしています。)
一定の期間の中で一時的に続いていることを表現できます。
④ 変化していることを表す
現在進行形は、現在進んでいる変化を表すときにもよく使われます。
特に次のような動詞と一緒に使われます。
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| get | ~になる |
| change | 変化する |
| become | ~になる |
| increase | 増える |
| rise | 上昇する |
| fall | 下がる |
| grow | 成長する・増える |
| improve | 改善する |
| begin | 始まる |
| start | 始まる |
例えば、
Is your English getting better?
(英語は上達していますか?)
The population of the world is increasing very fast.
(世界の人口は急速に増えています。)
The weather is getting colder.
(だんだん寒くなってきています。)
このように、
以前の状態 → 現在の状態 → さらに変化している
という動きがあるときに現在進行形がよく使われます。
⑤ 現在進行形にしないことが多い動詞
すべての動詞を現在進行形にできるわけではありません。
「動作」ではなく、状態・感情・考え・所有などを表す動詞は、基本的に現在進行形にしないことが多いです。
代表的なものを見てみましょう。
| like | love | want |
| need | prefer | know |
| realise | suppose | mean |
| understand | believe | remember |
| belong | fit | contain |
| consist | seem |
例えば、
I know him. ⭕
(私は彼を知っています。)
I'm knowing him. ❌
また、
I like football. ⭕
(私はサッカーが好きです。)
I'm liking football. ❌
基本的にはこのようになります。
ただし、動詞によっては意味によって現在進行形にできる場合もあるので、「絶対に使えない」と覚えるより「基本的には使わない」と考えておくとよいでしょう。
⑥ see / hear / smell / taste など
感覚を表す動詞も、状態を表す意味では現在進行形にしないことが多いです。
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| see | 見える |
| hear | 聞こえる |
| smell | においがする |
| taste | 味がする |
例えば、
I can hear a strange noise.
(変な音が聞こえます。)
This soup tastes good.
(このスープはおいしいです。)
I can see someone over there.
(向こうに誰か見えます。)
see や hear は can と一緒に使われることもよくあります。
ただし、これらの動詞も意味が変わると現在進行形になることがあります。
例えば、
I'm seeing Tom tomorrow.
(明日トムに会います。)
の see は「見える」ではなく「会う」という意味なので、現在進行形を使うことができます。
⑦ 短期間・一時的な状況
現在進行形は、ずっと続くわけではない一時的な状況にもよく使われます。
I'm living with some friends until I find a place of my own.
(自分の住む場所が見つかるまで、友達と一緒に住んでいます。)
これは「友達とずっと住んでいる」という意味ではありません。
自分の家が見つかるまでという一時的な状況なので、現在進行形を使っています。
例えば、
I'm working in London this month.
(今月はロンドンで働いています。)
という表現もできます。
現在形と現在進行形の違い
最後に、現在形との違いを簡単に比較してみましょう。
I live in London.
(私はロンドンに住んでいます。)
→ 普段・長期的な状況
I'm living in London at the moment.
(私は今のところロンドンに住んでいます。)
→ 現在の一時的な状況
もう一つ見てみましょう。
I work at a football academy.
(私はサッカーアカデミーで働いています。)
→ 普段の仕事・長期的な状況
I'm working at a football academy this summer.
(この夏はサッカーアカデミーで働いています。)
→ この夏という一時的な状況
この違いが分かると、現在形と現在進行形をかなり使い分けやすくなります。
まとめ
現在進行形は、
主語 + be動詞 + 動詞-ing
が基本です。
そして「今していること」だけではなく、
- 今まさにしていること
- すでに始まっていて、まだ終わっていないこと
- 今日・今週・今年などの期間中にしていること
- 現在変化していること
- 一時的・短期間の状況
などにも使われます。
特に覚えておきたいのが、
I work in London.
→ 普段・長期的にロンドンで働いている
I'm working in London this month.
→ 今月は一時的にロンドンで働いている
という違いです。
現在進行形を単純に**「今~しています」= be動詞+ingと覚えるだけでなく、「現在進行中の状況」や「一時的な状況」**というイメージを持っておくと、実際の英会話でも使いやすくなります。
