英語を勉強していると、
He is selfish.
だけでなく、
He is being selfish.
という表現を見かけることがあります。
「be動詞なのに being にするの?」
と思ってしまいますが、この2つには大切なニュアンスの違いがあります。
ポイントは、
その人の普段の性格なのか、その場での一時的な振る舞いなのか
という違いです。
He is being selfish.|今、自己中心的に振る舞っている
その場での一時的な振る舞いや態度について話すとき、
主語 + be動詞 + being + 形容詞
という形を使うことがあります。
例えば、
I can't understand why he is being so selfish.
なぜ彼がそんなに自己中心的に振る舞っているのか理解できません。
ここでのポイントは、
he is selfish
ではなく、
he is being selfish
となっていることです。
これは必ずしも、
「彼は自己中心的な人だ」
と言っているわけではありません。
今の彼の行動・態度が自己中心的だ
という意味です。
つまり、普段の彼はそうではないかもしれません。
He is selfish.|彼は自己中心的な人だ
一方、
He is selfish.
と言うと、その人の性格や普段の特徴について話しているニュアンスになります。
例えば、
He never thinks about other people. He is very selfish.
彼は他の人のことを全然考えません。とても自己中心的な人です。
これは今回だけの行動ではなく、
「普段からそういう人だ」
という意味になります。
2つを比べてみよう
He is selfish.
彼は自己中心的です。
→ 普段の性格・特徴について話している。
He is being selfish.
彼は今、自己中心的に振る舞っています。
→ 今の行動・態度について話している。
この違いを覚えておくと、being の意味がかなり分かりやすくなります。
selfish以外でも使える
be + being は、その場での振る舞いを表現できる形容詞と一緒に使うことがあります。
rude
He is rude.
彼は失礼な人です。
He is being rude.
彼は今、失礼な態度をとっています。
silly
You're being silly.
ふざけたことしてるね。/ばかなこと言ってるよ。
kind
You're being very kind.
とても親切にしてくれていますね。
careful
He's being very careful.
彼は今、とても慎重に行動しています。
このように、beingを使うことで「今、そのように振る舞っている」ことに注目できます。
be動詞なら何でも進行形にできるわけではない
ここは注意が必要です。
be + being は、単純に「今の状態だから使う」というものではありません。
例えば、
I'm tired.
疲れています。
を、
I'm being tired.
とは普通言いません。
また、
She is tall.
彼女は背が高いです。
を、
She is being tall.
とも普通は言いません。
tired や tall は、その人が意識して「そのように振る舞っている」という性質のものではないからです。
「状態」と「振る舞い」で考える
迷ったときは、
その人が今、そういう態度・行動をしているのか?
と考えてみると分かりやすいです。
He is selfish.
→ 性格・特徴
He is being selfish.
→ 今の振る舞い
He is rude.
→ 普段から失礼な人
He is being rude.
→ 今、失礼な態度をとっている
という違いです。
今日のポイント
通常、be動詞は状態を表すため、進行形にはしないことが多いですが、人の一時的な振る舞いや態度を表現するときには being を使うことがあります。
覚えておきたいのは、
He is selfish.
「彼は自己中心的な人です。」
と、
He is being selfish.
「彼は今、自己中心的に振る舞っています。」
の違いです。
being が入ることで、
「いつもそうなのではなく、今そのように振る舞っている」
というニュアンスを表すことができます。
今日覚えたい英語
Why are you being so quiet?
「どうして今日はそんなに静かなの?」
普段はよく話す人が、そのときだけ静かにしている。
そんな「いつもと違う今の振る舞い」を表現するときにも、be + being が使えます。
