英語の現在形は、英語学習の中でも最初に覚える基本的な文法です。
ただし、現在形は必ずしも「今していること」を表すわけではありません。
普段していること、習慣、変わらない事実、長期間続いている状態などを表すときに使います。
今回は、現在形(Present Simple)の基本的な使い方を例文と一緒に見ていきます。
Present Simple:現在形
現在形の基本:主語+動詞
現在形では、主語によって動詞の形が変わります。
| 主語 | 動詞 |
|---|---|
| I / we / you / they | drive / work / do など |
| he / she / it | drives / works / does など |
特に注意したいのが、he / she / it のときは基本的に動詞に「s」が付くことです。
例:
I work in Japan.
(私は日本で働いています。)
He works in Japan.
(彼は日本で働いています。)
この違いは現在形の大切なポイントです。
① 習慣や日常的に行うこと
現在形は、「いつもする」「普段している」といった習慣を表すときによく使います。
I usually go away at weekends.
(私はたいてい週末に出かけます。)
I drink coffee every morning.
(私は毎朝コーヒーを飲みます。)
She plays football every Sunday.
(彼女は毎週日曜日にサッカーをします。)
usually / always / often / sometimes / every day などの頻度を表す言葉と一緒によく使われます。
② 事実や一般的に変わらないこと
一般的な事実や、常識として知られていることにも現在形を使います。
The earth goes round the sun.
(地球は太陽のまわりを回ります。)
Rice doesn't grow well in very cold climates.
(お米はとても寒い気候ではよく育ちません。)
「今だけ」の話ではなく、基本的にいつもそうであることを現在形で表します。
③ 営業時間やスケジュール
お店の営業時間や決まっているスケジュールなどにも現在形を使います。
The café opens at 7:30 in the morning.
(そのカフェは朝7時30分に開店します。)
The train leaves at 8:00.
(その電車は8時に出発します。)
未来の予定であっても、時刻表や営業時間のように決まっているスケジュールには現在形を使うことがあります。
④ do / does を使った疑問文
現在形の疑問文では、基本的に do / does を使います。
| do / does | 主語 | 動詞 |
|---|---|---|
| Do | I / we / you / they | work? / drive? / play? |
| Does | he / she / it | work? / drive? / play? |
例:
Do you like sushi?
(すしは好きですか?)
What do you do?
(お仕事は何をしていますか?)
Does he play football?
(彼はサッカーをしますか?)
ここで注意したいのが、
Does he plays football? ❌
ではなく、
Does he play football? ⭕
となることです。
does にすでに三人称単数の働きがあるため、後ろの動詞は原形になります。
⑤ do / does を使った否定文
否定文では don't(do not)/ doesn't(does not) を使います。
| 主語 | 否定 | 動詞 |
|---|---|---|
| I / we / you / they | don't | work / drive / do |
| he / she / it | doesn't | work / drive / do |
例:
I don't drink coffee.
(私はコーヒーを飲みません。)
Rice doesn't grow well in very cold climates.
(お米はとても寒い気候ではよく育ちません。)
He doesn't do anything to help.
(彼は何も手伝おうとしません。)
こちらも疑問文と同じで、
He doesn't works. ❌
ではなく、
He doesn't work. ⭕
です。
doesn't の後ろは動詞の原形になります。
⑥ 回数や頻度を表す
「どれくらいするのか」「どのくらいの頻度でするのか」を表すときにも現在形を使います。
Tom drinks tea very often.
(トムはよく紅茶を飲みます。)
Nancy goes away two or three times a year.
(ナンシーは年に2〜3回旅行に出かけます。)
I play football twice a week.
(私は週に2回サッカーをします。)
once a week / twice a week / three times a month なども覚えておくと会話で便利です。
⑦ 約束・提案・謝罪など
現在形は、何かを約束したり、提案したりするときにも使われます。
例えば、次のような動詞です。
| 動詞 | 意味 |
|---|---|
| promise | 約束する |
| apologise | 謝る |
| suggest | 提案する |
| advise | 助言する |
| insist | 言い張る・強く主張する |
| agree | 同意する |
例:
I promise I won't be late.
(遅刻しないと約束します。)
I suggest that you see a doctor.
(病院で診てもらうことをおすすめします。)
I apologise for being late.
(遅れてすみません。)
⑧ 長期間続いている状態
一時的ではなく、長期間続いている状況にも現在形を使います。
My parents live in London.
(私の両親はロンドンに住んでいます。)
I work at a football academy.
(私はサッカーアカデミーで働いています。)
She speaks English very well.
(彼女はとても上手に英語を話します。)
現在進行形の「今、一時的にしていること」との違いを意識すると分かりやすくなります。
⑨ see / hear / smell / taste などの感覚を表す動詞
**see(見える)、hear(聞こえる)、smell(においがする)、taste(味がする)**などの感覚を表す動詞は、状態を表す意味では現在進行形よりも現在形で使われることが多いです。
また、see や hear は can と一緒に使われることもよくあります。
I can hear a strange noise.
(変な音が聞こえます。)
I can see someone over there.
(向こうに誰か見えます。)
This room smells strange.
(この部屋は変なにおいがします。)
This soup tastes good.
(このスープはおいしいです。)
現在形のポイントまとめ
現在形は単純に「現在のこと」を表す文法ではありません。
主に、
- 日常的にしていること・習慣
- 一般的な事実や常識
- 営業時間や決まったスケジュール
- 回数や頻度
- 約束や提案
- 長期間続いている状態
- 感覚や状態
などを表すときに使います。
特に覚えておきたいのは、
I play football.
(私はサッカーをします。)
He plays football.
(彼はサッカーをします。)
Does he play football?
(彼はサッカーをしますか?)
He doesn't play football.
(彼はサッカーをしません。)
という変化です。
まずは **he / she / it の「三単現のs」**と、do / does の後ろは動詞の原形という2つをしっかり覚えておきましょう。
